{"created":"2025-02-18T10:11:54.538290+00:00","id":2005468,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"efe42bf0-66b9-4a50-8abf-eb74db384a4a"},"_deposit":{"created_by":41,"id":"2005468","owners":[41],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"2005468"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:hiroshima.repo.nii.ac.jp:02005468","sets":["1730444908512:1730444916333"]},"author_link":[],"item_1617186331708":{"attribute_name":"Title","attribute_value_mlt":[{"subitem_title":"水平力を受ける建物基礎根入れ部と地盤間の摩擦抵抗に関する研究","subitem_title_language":"ja"}]},"item_1617186419668":{"attribute_name":"Creator","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"渡邊, 徹","creatorNameLang":"ja"},{"creatorName":"Watanabe, 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「根入れ部底面と地盤間の摩擦抵抗に関する模型実験」では、基礎底面部と地盤との摩擦抵抗を遠心模型実験及び原位置小型模型実験により測定した内容を示した。いずれの実験ともに、直接基礎模型と直接基礎に杭基礎を併用したパイルド・ラフト基礎模型を用いて終局状態に至るまで水平載荷を行っており、両者の比較から基礎直下に伝達される鉛直応力が異なる場合の摩擦抵抗性状について検討した。 第4章 「既存ケーソンを用いた原位置水平載荷実験」では、建物根入れ部と同様に躯体剛性の高い既存ケーソン基礎を用いた水平載荷実験を行い、ケーソンの受働抵抗力や側面摩擦力を測定した。実験では、現状地盤の状態で通常に載荷する試験体に加え、側面摩擦力を測定するために既存ケーソンの前背面の地盤抵抗を出来るだけ除去して側面摩擦要素を抽出した試験体に対して静的な水平載荷を行った。両者の実験結果を比較検討し、受働抵抗や側面摩擦の抵抗性状について考察した結果を述べた。第5章 「根入れを有する建物基礎の水平挙動に関する解析モデルの提案」では、根入れ部の抵抗要素の非線形挙動を考慮した解析モデルを提案した。解析法には、各地盤抵抗を集中ばねでモデル化した実用的な手法を適用し、地盤ばねの非線形性は、実験結果を基に構築した1次の双曲線関数で規定した。双曲線関数を特性づける極限抵抗値と初期勾配について、前者は地盤のせん断強度から、後者は弾性論に基づき地盤の初期せん断弾性係数から求める方法を示した。第3章及び第4章の実験結果に対して提案する解析モデルを用いた解析を行い、解析モデルの妥当性を明らかにした。第6章 「結論」では、本研究を通して得られた結果や知見を総括して示した。","subitem_description_language":"ja"}]},"item_1617186702042":{"attribute_name":"Language","attribute_value_mlt":[{"subitem_language":"jpn"}]},"item_1617187087799":{"attribute_name":"Dissertation 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